天皇賞・春(G1)

傾向と対策

昔は強いステイヤーが多かったことから、天皇賞・春は盛り上がってたんですが、
最近はステイヤーがすっかり減ってしまい、一流馬の参加がほとんど見られないのが現実です。

昔は天皇賞・春と言えば、長距離の代名詞「メジロ」の馬やリアルシャダイ産駒が良く活躍したものですが、
ステイヤーの減少に伴い、すっかり4角回ってヨーイドン！！の競馬になってしましました。
だからと言って、距離適正は関係ない！！とは言えず、当然のことながら、距離適正、騎手、脚質は
重要視されます。

昔から競馬は「馬７騎手３」(競走馬の成績は7割が馬、3割が騎手で決まると言うこと)
と言われますが、特にその傾向が顕著に出るのが長距離戦です。

下の表を見てもらえれば分かると思いますが、「武豊」の名前が多いこと多いこと...
過去15年間の結果を見ても複勝圏内に9回(騎乗回数12回)入っています。
ここには記載していませんが、14年前にはメジロマックイーンで天皇賞・春を制しています。

長距離戦は騎手で買え！！！の格言通り、「武豊」が出ていれば、
そこから買うのがいいでしょう。
ただ、今回はメイショウサムスンの出来が気になるところですが・・・

武豊以外にも良い騎手はいますが、武豊ならではと思わせるところは「重心の取り方」と、
「追い出し時に頭のブレが無いこと」です。
他の騎手と比べるとよく分かりますが、武豊は上記２点が抜群に上手い。
そのため武豊が乗ると馬への負担が少なくなりますので、長距離になればなるほど
好成績を残しているのです。もちろん、人気馬に乗っていると言うのもありますが・・・

ペースとしては、前半～中盤はゆったりと流れます。
あまりに遅いため、ここで掛かってしまう馬が多いのも最近の天皇賞・春の傾向です。
そして、3角の坂を上って下り始める頃からペースが上がり、そのまま最後まで...
と言うのが最近の傾向です。

昔は「京都の坂はゆっくり上ってゆっくり下る」と言うのが常識だったのですが、
1995年のレースで的場均が初めて京都の下り坂から仕掛け、晩年のライスシャワーを勝利に
導かせたことから、それ以降、京都の下りで仕掛ける方法が流行りだしました。

つまり、牝馬特有の「一瞬の切れる脚」では天皇賞・春を勝つのは厳しく、
勝つためには「長く良い脚(ジリ脚)」を使える馬を選ぶ必要があります。

ここ3年は万馬券決着となってますが、それは一流馬が参加していなかったためだと思われます。
過去の結果を見ても3桁配当が圧倒的に多く、人気には逆らわない方がいいでしょう。
特に、一流馬が参加している場合は...

傾向と対策
1. 有名騎手から狙え！！！(特に「武豊」...素人騎手は消し！！！)
2. 長く良い脚を使える馬から狙え！！！
3. 人気のある一流馬(有名騎手騎乗)には逆らうな！！！

枠順 vs 複勝圏内入着回数

* 1993年～2009年までの期間に出走した馬を参照

騎手複勝率 TOP 3 & WORST 3

* 1993年～2009年の期間で4回以上出走した現役騎手のみを参照

1番人気馬成績

* 1993年～2009年に出走した1番人気馬を参照

単勝配当金

* 1993年～2009年の単勝配当を参照

3着以内に入着した馬の4角位置

* 1993年～2009年に出走した複勝圏内に入着した馬を参照

勝ちタイム

* 1993年～2009年の勝ちタイムを参照

過去の戦績